阪神・島田“イメトレ素振り” 安定スイングへ下半身強化、定位置奪取へ準備

 阪神の島田海吏外野手(24)が30日、鳴尾浜での自主トレ後に球団を通じた取材に応じ、活動休止中にプラス思考の『イメトレ素振り』を行ってきたことを明かした。

 黄色く染まった甲子園のスタンドが大きく揺れる。歓喜するファンの視線が集まる先には背番号53。島田は活動休止中に素振りをアレンジ。自分がヒーローになるシーンを思い描きながらスイングを繰り返してきた。

 「いろんなイメージをしながらスイングできました。甲子園の大歓声の中で自分が活躍する姿であったり、実際のピッチャーを想定しながら振りました」。福留、糸井、サンズ、近本、高山らとの外野争いへ向けて、モチベーションを高めてきた。

 イメージを作ることと並行して、寮の自室でもトレーニング。感覚を忘れないために、毎日必ずボールとバットには触れてきた。自主練習再開後は安定したスイングを身につけるために下半身を強化。定位置奪取へ準備を進めている。

 オープン戦は15打数5安打の打率・333。矢野監督が「打撃はよくなっている。結果を出すと使いたくもなる」と話すほど存在感を示した。開幕まで状態を維持できれば、脳裏に描いたイメージは現実に近づく。

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