中畑氏 亡くなった元阪神キーオ氏のナックルカーブを2日夜に絶賛していた
1980年代後半の阪神投手陣を支え、通算45勝を挙げたマット・キーオ氏が1日(日本時間2日)に死去した、と大リーグ公式サイトが2日(同3日)、伝えた。64歳だった。
現役時代に同氏と対戦した野球評論家・中畑清氏は2日のテレビ東京系「スポーツウォッチャー」にリモート出演。苦戦した投手として、阪神のマット・キーオ氏の名前を挙げていた。
番組では「プロ野球最恐魔球」として、日本球界で特異な「変化球」を駆使した投手を特集。中畑氏は「私と原監督が苦労したマット・キーオというピッチャーが投げたナックルカーブ」と振り返った。
中畑氏は「バッターの顔に向かってくるわけよ。思わず逃げたが、ブレーキが良く、見送ったボールがストライク。こんなバッターは使えませんよということで翌日から、私は先発を外れました。彼のおかげで現役が短くなりました」と笑わせていた。
キーオ氏は87年から90年まで背番号4をつけて阪神でプレーし、先発の柱として3年連続2桁勝利を挙げるなど、4シーズンで通算45勝44敗、防御率3・73の成績を残した。