阪神ドラ2井上「諦めずもっと先の目標へ」全国の球児へエール
第102回全国高校野球選手権大会の中止が発表されたことを受け、阪神ドラフト2位・井上広大外野手(18)=履正社=が20日、球団を通じてコメント。高校球児たちの心中を察した。
「(甲子園で)野球ができる機会がなくなってしまい、簡単に切り替えて頑張ってほしいとは言えません」
井上は昨年の春夏に甲子園出場。夏は優勝を果たし、3本塁打を記録した。「甲子園という素晴らしい舞台が自分を成長させてくれたと思っています」。だが今年、コロナ禍で春に続き夏も中止となり、母校の2年連続優勝の夢も絶たれた。
無念さを理解した上で高校野球に青春をささげてきた全国の球児へエールを送った。「この悔しさを持ってる皆さんだからこそ、もっと強く大きな選手になれると思います。野球を嫌いになったり、投げ出したりせず、野球が大好きな球児の皆さんだからこそ、ここで諦めるのではなく、もっと先の目標に向かって突き進んでいってほしいです」。野球への思いを大切に前へ進むことを切に願った。