阪神・藤川から高校球児へ「模範となるような生徒たちであることを願います」
阪神の藤川球児投手(39)が21日、甲子園での分離練習後オンライン取材に応じた。20日に夏の甲子園大会の中止が決定。高校球児にメッセージを送った。
「涙が出るだけ泣いてうちひしがれることになるでしょう。他の部活道と同じように、同じ気持ちの生徒たちが学校にあふれている。自分たちだけではない。そこで3年間培ってきた厳しい練習、その気持ちを忘れずにさらに強いものにしていくっていう自分への試練だと思う。これから学校生活が取り戻されてきたときに胸を張って模範となるような生徒たちであることを願います」
高校球児の思いも胸に、甲子園での練習をかみしめながら行っている。「甲子園球場という野球の聖地と言われるところで、野球をさせてもらっているということをかみしめるように練習させてもらっているというところが本音。純粋に野球に打ち込ましてもらってることに感謝してやってます」と語った。
今シーズンに対して、「仮に開幕できたら」ということを前提に置きながら、「無観客になると思うが、世の中に対してリアルなスポーツをお見せできるようにっていうのは普段から心がけてきてた。プロとしての本質はお客さんが入っていなくても、どれだけ真剣度が画面を通して伝わるか。プロスポーツとしてそれすらも伝わればいいなというぐらいの強い気持ちはある」と意気込みを語った。