阪神・小川 ソロ被弾も満塁ピンチで長野斬り「1球の大切さを学びました」
「練習試合、阪神3ー2広島」(2日、甲子園球場)
阪神のドラフト6位・小川一平投手(22)=東海大九州=が、七回に登板。対外試合では甲子園初登板となった中、ソロ弾を浴びながらも、ピンチで粘りを見せるなど1回2安打1失点の投球を見せた。3日に迎える23歳の誕生日を前に、貴重な経験を積んだマウンドとなった。
「対外試合で甲子園で投げるのが初めてだったのですごく緊張しましたし、緊張をうまくコントロールできなかったと思います。その影響もあって、コントロールにばらつきが出てしまい、追い込んでから甘く入った球を打たれてしまいました」
4番手として七回から登板。先頭のメヒアに対して、カウント2-2からの5球目の149キロ直球が高めに抜けたところをバックスクリーン左へと運ばれた。さらに続けて四球と二塁打などで2死満塁のピンチを招いたが、ここで迎えた長野を148キロ直球で空振り三振に仕留めて切り抜けた。
5月31日の紅白戦では自己最速の152キロを記録。この日の最速は151キロで、内容を反省しながらも今後に向けて学べたこともある。「改めて1球の大切さを学びましたし、開幕で1軍に残れるよう今日の反省を生かし、目の前の試合に全力を尽くしたいです」と開幕1軍を目指してアピールしていく。