阪神・藤浪 2イニング目に2失点 ソフトバンク2軍に勝ち越しを許す

 「2軍練習試合、阪神-ソフトバンク」(3日、鳴尾浜球場)

 阪神・藤浪晋太郎投手(26)が、六回からマウンドに上がった。活動再開後、初の実戦登板。まずはこの回を3三振で無失点に抑えた。続く七回には三森に左翼越えの適時二塁打を許すなど、2点を失った。

 3月18日の2軍練習試合・オリックス戦(オセアンBS)以来となる実戦登板。まずは先頭の谷川原に対して、いきなり150キロを計測。152キロ、151キロと速球を連発し、外角低めの151キロで見逃し三振を奪った。

 さらに、続く釜元も簡単に追い込むと、140キロのフォークで2者連続の三振に打ち取る。続く田城に対しての初球には、154キロを計測。フルカウントから四球で歩かせると、川瀬に中前打を許して2死一、三塁。ピンチを背負ったが、最後は野村を152キロの直球で見逃し三振に斬った。

 七回は黒瀬を左飛に。先頭を切ると、海野を四球で歩かせ、続く周東には3球勝負。146キロの直球で見逃し三振を奪った。だが、続く三森にフルカウントから、高めに浮いた直球を左翼越えに運ばれ、適時二塁打で同点のホームを許すと、谷川原には左翼越えに連続で適時二塁打浴び、勝ち越し点を失った。

 藤浪は3月26日に新型コロナウイルスに感染。入院などを経て、4月24日から鳴尾浜の自主練習に参加し、5月19日から甲子園の練習に合流した。だが、同28日の甲子園での集合練習に遅刻し、矢野監督と面談後に2軍再調整が決定。指揮官は無期限2軍を示唆し、開幕ローテ入りが絶望的となった。

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