阪神打線爆発でカープに連勝!ボーア、福留、江越が一発
「練習試合、阪神10-3広島」(3日、甲子園球場)
阪神が打線爆発で広島に快勝した。4番・ボーアの2戦連続アーチが決勝打。福留、江越からも一発が飛び出すなど、12安打10得点と打撃陣が光った。また、投手陣は藤川にアクシデントが発生したが、先発のガンケルや飯田らが粘り強い投球を見せて試合の流れを渡さず。練習試合で2連勝を飾った。
2点を追う五回。2死二、三塁で打席を迎えた糸井が、フルカウントから中田が投じた7球目、外角寄りの変化球に反応し、中前に運んだ。その間に二走・木浪も一気に生還して同点。前日2日の同戦でも適時打を放った超人が2試合連続で勝負強い打撃を披露して試合を振り出しに戻した。
打線が猛威を振るったのは同点の六回。無死一塁で打席に立ったボーアが2戦連続のアーチを披露した。フルカウントからの7球目。3番手・一岡が投じた低めの134キロフォークをすくい上げた。打球は高々と舞い上がり、バックスクリーン左に着弾。豪快な2ランで勝ち越しに成功した。
主砲の一撃に猛虎打線が奮起。1死走者なしでは、福留がバックスクリーンへソロを放つと、その後も打線がつながり、この回一挙、打者12人、8安打7得点を奪って大きくリードを広げた。
投手陣は、先発ガンケルが4回2安打無失点と好投し、開幕ローテ入りへ前進。初回、2死から3番ピレラに左越え二塁打を浴びたが、鈴木誠を遊ゴロに打ち取った。二回、三回は三者凡退。四回は1死からピレラに遊撃内野安打を許したが、原口がピレラの二盗を阻止するなど味方にも助けられて得点を許さなかった。
一方で、五回から2番手で登板した藤川がアクシデントで途中交代。3番手で飯田が急きょ、マウンドに上がったが粘り強い投球でアピールした。4回2/3を投げて2安打1失点。順調な仕上がりを見せた。