阪神・スアレス 中継ぎ決定!最速158キロ圧投3人斬り
「練習試合、阪神6-0広島」(4日、甲子園球場)
とんでもなく分厚い中継ぎ陣が形成されようとしている。5人の継投で完封勝ちを決めた矢野阪神。リリーフ陣で最も目立ったのがスアレスだった。
圧巻の投球とはこの事だ。八回、先頭の安部はすべて直球を投じて3球で空振り三振に斬る。初球にこの日最速158キロをマークした続く磯村も、すべて直球勝負で捕邪飛。最後の野間は157キロ直球後の145キロチェンジアップでタイミングを崩し、遊ゴロに仕留めた。
9球のうち8球が直球。そのすべてが155キロ超えという内容に「相手のスイングを見てもコンタクトできていない印象だったからね。手応えはあったよ」と本人も満足げだ。
矢野監督も「1イニングやったら、そう簡単に打たれそうにないようなすごいボール」と舌を巻き、「もう中で行く。中継ぎが合ってるんかなっていうのは今日見て再確認できた」。ここまで先発と両にらみでの調整が続いていた快速右腕のセットアッパー起用を明言した。
エドワーズが八回、藤川が抑えというのは決定済み。さらに岩崎、スアレス、能見、守屋、谷川にルーキーの小川ら、そして2軍には故障から復活ムードの島本、桑原も控えている。リードしてリリーフ陣に回ったら…“JFK”が輝いたあの時代のような、鉄壁リレーが今年は何度も見られそうだ。