阪神、6戦連続の計10本塁打 井上コーチは手応え「意識を持ってやってくれている」
「練習試合、阪神2-1ソフトバンク」(7日、甲子園球場)
阪神が、6試合連続の計10本塁打で甲子園での練習試合を締めた。
練習試合再開となった2日・広島戦でボーアが放った2ランをきっかけに打線が奮起。助っ人は3試合連続でアーチを架けるなど、本拠地での練習試合6連戦では福留、糸井、サンズ、木浪、北條も本塁打を放った。
昨季は143試合で12球団中、10位の94発にとどまったチーム。だが、今季はここまで一変した打撃を披露している。
井上打撃コーチは「もちろんいい投手がきたら簡単には打てないと分かっているし、三振が多いし、三振の内容を見ても反省する点も多いというのも分かってはいるけれど。一発が少ないと言われていたチームの意識を変えてやっていこうと取り組んでいる中で、ホームランが出るというのは、選手みんなが意識を持ってやってくれていることだという手応えはある。選手みんなに思い切りの良さがあるし、小さくなって三振とかじゃないから。納得した凡打であり、納得した三振であると見ています」と話した。
開幕まで練習試合は残り6試合。同コーチは「打席の中で小さくならずに、選手たちに思い切りの良さを持たせて、『今年の阪神打線は怖い』と相手に思わせる状況に持っていくにはどうしたらいいのかとしか考えていないので。この競争の中でハートを強く持ってということを全面的に推していきたいね」とテーマを掲げた。