阪神・坂本、盗塁阻止率100% 練習試合7度企図され全部刺した!
「練習試合、阪神2-1ソフトバンク」(7日、甲子園球場)
簡単に牙城を崩させない。まさにバズーカだ。梅野らと正捕手争いを繰り広げる阪神・坂本が3連続盗塁阻止と猛アピール。この日を含めた練習試合で計7度盗塁を仕掛けられたが、全て阻止。盗塁阻止率100%とロケット弾級の送球で走者を封じ込めた。
「意識して取り組んでいることなので、結果として三つ刺せたことは良かった。投手の助けにもなりますし」
正確無比の送球がサク裂した。五回、甲斐と俊足の三森に連続で二盗を仕掛けられたが、完璧に阻止。七回にも甲斐が二盗を試みたが、これも許さず。昨年までとは明らかに違う姿を見せている。
3月21日の練習試合・ヤクルト戦(神宮)では4連続盗塁阻止とこの日を上回る活躍。2カ月以上が経過したが、鈍りはない。昨季、盗塁阻止率・111に終わったとは思えないほどの進化を示している。
打撃でも第1打席に中前打を放った坂本。攻守両面の活躍に矢野監督もうなずく。「盗塁も三つですか。しっかり刺して、打つ方もリードも良い形。すごくいい競争をしてくれているんで、持ち味を出してくれたなと思います」と目尻を下げた。持ち味の守備力で存在感を示し続け、正妻候補の梅野を脅かす。