阪神・ガルシア、開幕ローテ急浮上 4回0封に矢野監督合格点「先発で考えていく」

 「練習試合、阪神2-1ソフトバンク」(7日、甲子園球場)

 お気に入りの登場曲「パプリカ」のメロディーに乗って、阪神・ガルシアが先発のマウンドに帰ってきた。キャンプ中に発症した左肩痛で出遅れ、実戦登板は昨年10月11日のCSファイナルS・巨人戦(東京ドーム)以来、約8カ月ぶり。4回を1安打無失点に抑え、大逆転での開幕ローテ入りへ急浮上した。

 「すごくいいピッチングだったと思いますし、全体的に体も良かった。真っすぐも走っていたと思うよ。(パプリカは)私の娘2人が好きな曲なんだ」

 初回、1番・上林にいきなり右越え二塁打を浴びたが、1死から柳田、バレンティンを連続空振り三振。二回以降もリズムよく腕を振った。最速は147キロをマーク。矢野監督も「ピッチングを見られて安心しました。ローテーション、先発というところで考えていくような投球だった」と合格点を与えた。

 最後のピースが埋まり、開幕2カードの先発6枚がほぼ固まった。最初の巨人3連戦(東京ドーム)は西勇、岩貞、ガルシア。次のヤクルト3連戦(神宮)は青柳、ガンケル、秋山の先発が濃厚となった。

 一方、外国人枠争いは混沌(こんとん)としている。現在、NPBは1軍外国人登録を4枠から5枠への拡大を検討中。現時点で阪神はボーア、マルテ、サンズの野手3人、エドワーズ、スアレスの投手2人の計5人で臨むとみられる。開幕3戦目で誰か1人を抹消し、代わって“投げ抹消”の形でガルシアを登録する見込み。さらに2カード目の2戦目に先発予定のガンケルも当日に登録する流れとなりそうだ。

 ガルシアは次回14日・オリックスとの練習試合(京セラ)の登板を経て開幕へと向かう。「ファームで強いボールを投げる準備をしてきた。結果が出ることを願っているよ」。日本語で「サイコー!」と叫ぶなど、陽気な左腕はノリノリだ。ラストも快投で締めくくる。

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