阪神・ガンケルが1試合2本目の満塁被弾…メヒアに続き、堂林にも食らう

3回、広島・堂林翔太(右奥)に満塁本塁打を許しぼう然とする阪神・ガンケル=マツダスタジアム(撮影・田中太一)
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 「練習試合、広島-阪神」(10日、マツダスタジアム)

 阪神先発のジョー・ガンケル投手が、2本の満弾を浴びるなど4回を投げて8安打8失点で交代した。

 立ち上がりから苦しい投球だった。初回、1死から3連打を許して満塁。続く、5番・メヒアにはフルカウントからの7球目、真ん中付近に甘く入った137キロスライダーをフルスイングされた。打球は左翼席上段へ到達。いきなり、痛恨の先制満塁アーチを食らわされた。

 二回は三者凡退。立ち直ったかに思われたが、三回に再び鯉打線につかまった。1死から西川に四球を与えると、続く鈴木には左翼線へ二塁打を許して二、三塁。ピンチで迎えたメヒアには四球を選ばれて満塁とした。

 続く会沢は二飛に仕留めて2死。だが、堂林には初球、高めに浮いた143キロツーシームを強振された。打球は再び左翼席に運ばれ、この試合2度目の満塁弾を被弾。球団史上、公式戦で1試合2度の満塁を浴びた投手は誰もいない。開幕ローテ入りが濃厚だった助っ人右腕にとって、手痛い内容となった。

 四回は1死から連打を浴びて一、二塁とピンチを広げたが後続を断ち、得点は許さず。開幕を目前に控えた練習試合最終登板で大きく課題を残すこととなった。

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