阪神・マルテ、開幕3番つかんだ 好守に先制二塁打!好相性・菅野も撃つ!

 3回、吉田正の放った打球を横っ飛びで止めるマルテ(撮影・北村雅宏)
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 「練習試合、オリックス3-3阪神」(14日、京セラドーム大阪)

 戦闘態勢は整った。痛烈な打球を横っ飛びで捕球し、進塁を封じると笑みがこぼれた阪神・マルテ。いつ本番が始まっても問題ない。攻撃、守備ともに準備完了。目前に迫った開幕戦を前に、頼りの助っ人が躍動した。

 「けがなく終えることができて神に感謝しているよ。(調整が)難しい部分はあったけど、順調にできたことがよかったし、収穫だったね。あとはシーズンが始まればチームに貢献できるように頑張るだけ」

 まずは打撃で存在感を示した。初回1死二塁で迎えた第1打席。相手先発・山本の145キロをたたいた。打球は左中間を突き破る先制の適時二塁打。前日13日のオリックス戦でも左中間へ先制の二塁打を放っており、2試合連続となる打点をマークした。

 打棒だけでなく、守備でも仲間を救った。三回無死一、三塁の場面。吉田正が放った三遊間へのゴロをダイビングキャッチ。そして素早く二塁に送球し、一塁走者を封殺した。四回にも1死一塁で若月の鋭い打球を体で止めると、座り込んだまま二塁にスローイング。見事にアウトに仕留め、ピンチを防いだ。

 懸命なプレーを積み重ね、し烈な競争を制したマルテ。今季からコンバートされた三塁では大山と競い、さらにはサンズらと外国人枠も争った。その中で結果を残し、2年目の助っ人がその座をつかんだ。

 主砲の力が求められるのは、19日の開幕カード・巨人戦から。昨季は10勝15敗と負け越した宿敵だが、マルテ自身は全く苦にしていない。打率・339、3本塁打と相性抜群。開幕投手の菅野からは打率5割を残した。

 間もなく幕開けとなる今シーズン。3番打者として出場が濃厚だ。「相手に関係なく、自分の野球をすることを意識していけば、結果もついてくると信じて開幕戦もシーズンも臨んでいきたい」と自然体を強調。今季もチームを支えてみせる。

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