阪神ドラ2井上、お待たせの一発 変則下手投げ撃ち!平田2軍監督も絶賛
「プロアマ交流戦、阪神4-3OBC高島」(14日、鳴尾浜球場)
鳴尾浜も熱い!阪神のドラフト2位・井上広大外野手(18)=履正社=が14日、プロアマ交流戦・OBC高島戦で本塁打を放った。これが練習試合再開後、初となる一発。井上に負けじと、同1位・西純矢投手(18)=創志学園=はプロ入り後、最長となる3イニングの登板。新球のツーシームを解禁した。
白球は大きくきれいな放物線を描いた。ドラフト2位・井上が練習試合再開後初の本塁打。下手投げの変則フォームの相手投手から試合を決める一打となったが、打った本人は淡々と振り返る。
「完璧という感じはなく少し詰まり気味の感じだったんですけど、しっかりタイミングも取れて。アンダースローの時は少し立ち位置も変えている。そこはうまくできたかなと思います」
五回、2死から迎えた3打席目。1ボールからの2球目を捉えた。打球はぐんぐん伸び、追いかける中堅手の足が止まると、バックスクリーンに飛び込んだ。
「今いい形で打てているので。継続してできるようにしたいなと思います」。その言葉通り、13日の3安打の固め打ちに続き、この日も3打数2安打2打点と絶好調。平田2軍監督も「社会人相手だとはいえ、見事なバッティングだよ」と大絶賛した。
指揮官から4番でのスタメン起用を言い渡され、この日で9試合目。打席では主砲の風格が出てきた。「自覚をしっかりと持って、自分が打って試合に勝てるようにしたい」とチームの主軸を任される責任感も十分だ。この男の成長力はとどまるところを知らない。