阪神・ガンケル、開幕ローテ確実に 最終テスト5回1失点 24日ヤクルト戦先発濃厚
「2軍練習試合、阪神3-6中日」(17日、鳴尾浜球場)
阪神のジョー・ガンケル投手(28)が“最終試験”で何とか開幕ローテ入りを確定させた。17日、2軍練習試合・中日戦(鳴尾浜)に先発し、5回を3安打1失点。持ち味の打たせて取る投球を披露し、助っ人右腕は満足した様子だ。
「非常にいいリズムで投げることができたと思います。やりたかったこともできました。テンポ良く投球もできた。それが今日の課題だったので良かったです」
前回登板した10日の練習試合・広島戦(マツダ)では2本の満塁弾を打たれるなど、8失点と炎上。この日の登板は首脳陣による“最終チェック”となった。見守った矢野監督は「チャンスは1回いこうかな」と開幕ローテ入りを明言。それでも「1軍じゃレベルが上がるから。もうちょっと工夫も必要だと思うし、状態を上げてもらいたい」と注文も付けた。
ガンケルは「自分の持っているものを全て出していきたい。できるだけやれることをやって、チームを勝利に導ける投球をしていきたい」と意気込みは十分だ。
開幕2カード目の24日・ヤクルト戦(神宮)での登板が濃厚。勝利に導く投球でチーム、そしてファンからの信頼を今度こそ勝ち取る。