阪神ドラ6小川リベンジ0封 最速152キロ「思い切って投げることを意識」
「巨人7-1阪神」(21日、東京ドーム)
屈辱のデビュー登板から一夜明け、阪神のドラフト6位・小川(東海大九州)がリベンジを果たした。6点ビハインドの七回に登板。武者震いしたルーキーは残像を消し去るかのように腕を振る。最速152キロをマークした直球で勝負を挑み、巨人打線を3人で料理した。
「昨日は緊張もありボールが先行してしまい、自分自身で苦しい状況を作ってしまいました。今日は切り替えて思い切って投げることを意識した結果が自分の思い描いているボールを投げることにつながったと思います」
先頭は前夜に適時打を浴びた岡本。この日逆転弾を含む3安打の主砲にも気後れすることはない。148キロで三ゴロ、続く中島も147キロで右飛、最後は陽岱鋼を149キロで中飛に仕留めた。
前日のプロ初登板は2/3回を3安打5失点(自責点1)。プロの洗礼を浴びたが、新人離れした強心臓で力に変えた。練習中には矢野監督から声を掛けられ、笑みを浮かべる場面も。開幕カードの登板は貴重な財産。指揮官の期待に結果で応えていく。
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