阪神・ボーア、ついに球団ワースト記録更新…開幕から16打席連続無安打 バース超えた…
「ヤクルト1-4阪神」(23日、神宮球場)
開幕からノーヒットが続く阪神の新外国人ボーアが、ついに球団ワーストの不名誉記録を更新した。八回の第4打席まで全て凡退し、開幕から16打席連続無安打となった。試合は4番マルテの1合2ランなどで4点を奪い、今季初勝利を飾った。
12打席連続無安打で迎えたこの日の試合は、2試合続けて6番での出場。第1打席は左飛、第2打席は二ゴロ。六回の第3打席は無死一、二塁の好機で代わったばかりの左腕、中澤と対戦。空振り三振に倒れ、15打席無安打となった。
これまでの阪神新助っ人の開幕からの連続打席無安打記録は1983年に、あのバースが記録した15打席連続。そのワースト記録に“バースの再来”と期待されるボーアが並んだ。
そして、八回1死の第4打席も力のない左飛に倒れ、16打席連続無安打となった。
ボーアは巨人との開幕カードで12打数無安打。3度も2死満塁で打席が回ってきたが、3打席とも左腕に抑え込まれた。
メジャー通算92本塁打を放った実績を持ち、球団が4番候補として2億7500万円で契約した大物助っ人。不名誉な記録に並んだ形となったが、その後2度の三冠王に輝き、85年の球団唯一の日本一に貢献した“神様”バースに並んだとなれば、ひょっとして吉兆かもしれない?
ボーアの今後の本領発揮が待たれる。