阪神・矢野監督、ドロ沼打線を嘆く「突破口が見えない状況」代打大山も実らず
「中日5-0阪神」(30日、ナゴヤドーム)
阪神は今季2度目の完封負けで開幕から2勝8敗となった。借金は6に広がり、首位巨人とは5・5差に。過去、5度のリーグ優勝の中で、最大差からの逆転は1964年の6・5差。開幕10試合目にして、早くも“デッドライン”が目前に迫ってきた。
28日・DeNA戦(横浜)から続く連続無得点は17イニングに。先発青柳が粘り強く投げていたことを問われた矢野燿大監督は「まあね、ゴロをよく打たせてらしいピッチングができたかなと思うけど。打線が打てないんでね。それに尽きるやろう」と敗因を打線に求めた。
得点圏に4度置いた中であと一本が出ない。3度の併殺などちぐはぐな攻めが続く。「これだけみんな悪いとねえ…。本当に苦しい状況ではあるけど、もちろん明日も試合があるんで。何かを変えたいんだけど、なかなか突破口というのが見えない状況なんで。何とか個人個人の状態を上げるっていうことがないと、打順っていってもそんなになんか(効果が)あるかなというのがあるんで」と厳しい状況を口にした。
七回2死一、二塁で青柳に打席が回ってきた場面は、中日の右腕・柳に対し、代打・大山を送った。「どうせ左(打者)をいっても左(投手)が絶対来る場面だったんで。柳VS悠輔(大山)っていうところで勝負にいった」。しかし結果は三ゴロ。勝負手も実らず、スコアボードには「0」だけが並んだ。