阪神・近本が自身に怒り 九回バント失敗後に痛恨の遊飛

9回、好機に遊飛に倒れ、バットを叩きつける阪神・近本(撮影・高部洋祐)
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 「中日4-2阪神」(2日、ナゴヤドーム)

 阪神の近本が珍しく苛立ちをあらわにする場面があった。

 2点を追う九回。先頭の代打・糸原が9球粘って四球を選び、代打・福留が右前打でつないだ。

 近本は無死一、二塁で打席に立つと、初球から2球連続で送りバントを失敗。1ボール後、マルティネスのチェンジアップを捉え損ねて遊飛に終わると、バットを地面に投げつけた。

 チームが2勝10敗と波に乗れない中、選手は懸命にプレーを続けているが、結果につながらない。そんなもどかしい心境が表れたシーンだった。

 その後、1死一、二塁で上本が遊撃・京田の好守に阻まれて併殺でゲームセットとなった。

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