阪神・梅野、甲子園で“リベンG”や 4番岡本警戒!守り勝つ野球で開幕の悪夢晴らす

 阪神の梅野隆太郎捕手(29)が7日、守り勝つ野球で“リベンG”を誓った。3連敗を喫した開幕3連戦では、岡本に2戦連続の決勝打を許すなど10打数5安打、4打点とカモにされた。4番を最も警戒するだけに、ポイントとして掲げたのが坂本、丸ら上位打線の分断。大量失点を防ぐことで自軍のペースに持ち込む考えだ。シーズン開幕戦の借りは本拠地開幕戦で返す。

 3週間に及ぶ長期遠征を終え、ようやく甲子園に帰ってきた。4勝10敗と大きく負け越し、最下位と痛恨の開幕ダッシュ失敗。仕切り直して迎えた本拠地開幕戦は早々と雨天中止が発表された。梅野は故郷の九州を思い、すぐ翌戦に切り替えた。

 「楽しみにしていました。でも、梅雨の時期で地元の九州も大きな被害を受けていますし、自分たちが試合開催を決められないので。仕方がないですね」

 胸に秘めるのはリベンジの決意。悪夢は開幕3連戦から始まった。初戦を逆転負けで落とすと、20日の第2戦は岡本に同点の四回、岩貞が勝ち越しの適時二塁打を浴びた。さらに21日の第3戦はガルシアが逆転2ランを浴び、2戦連続の決勝打を献上。屈辱のカード3連敗を喫す。

 3連戦で10打数5安打、4打点。敗戦に直結した4番の打席を、捕手として「打つべき球を打っているし、とても勝負強い印象だ」と分析する。依然として好調を維持し、完全に封じるのは困難。だが、勝敗を左右するポイントゲッターだからこそ、梅野は上位打線との対戦を注視する。

 「1番から3番を抑えることが大量失点を防ぐことにつながる。いい打者がそろいますが、状況や流れを見て失点を少なくし、捕手の仕事を全うしたい」

 開幕戦には西勇とバッテリーを組んだものの、2、3戦目はスタメンを外れた。チーム同様に苦しいスタートとなったが、6月28日のDeNA戦から6戦連続で先発出場。リードでチームの連勝を導き、バットでも5試合連続安打。打率・361と好調で、正捕手の座を取り戻しつつある。

 「開幕よりチーム状態も良いので。自分たちのスタイルの守り勝つ野球ができれば勝利に近づく」。3戦21失点の悪夢は、早めに晴らしておきたい。好調な巨人打線を分断させ、大量失点を防いで競り勝つ展開を描く。甲子園から逆襲が始まる。

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