阪神・藤川 250セーブまであと“5”「向上していけるように」
「阪神2-1巨人」(9日、甲子園球場)
阪神が3連勝。5番・ボーアの3号2ランで天敵を攻略し、開幕3連戦3連敗を喫した巨人に一矢報いた。
最終回に登板した藤川が、1失点もリードを守って今季2セーブ目。日米通算245セーブで、250セーブの大台にあと「5」とした。
「内容が本当に良くないですし、自分の中でも反省するところがありますが、そういう(守護神)ポジションなのでどんどん良くなるように努めていきたいです」
試合後に振り返った言葉通りに、苦しんでつかんだ1勝でもあった。2点差の九回に登板すると、中島にストレートの四球を与える。6月27日のDeNA戦以来、実に12日ぶりの登板。雨天中止も含めて難しい登板を強いられる中、代打・重信、パーラと打ち取って2死とした。
だが、続く大城に右前打を浴びて一、三塁。さらに代打・亀井にも右前に運ばれ、1点差に迫られた。それでも最後は代打・石川を右飛に打ち取り、1点のリードを守って2セーブ目。「個人的なことを言えばキリがないですが、チームのためにやっている中で少しずつの成果でいいので向上していけるように頑張りたいです」と、試合後は反省の言葉が並んだ。
10日からはついに、有観客試合が再開する。不動の守護神は「現状で自分も含めて、ファンの方々を納得させられるような投球ができていませんが、必ず納得させられるような投球ができることを約束してやっていきたい」と誓った。