阪神・西勇輝 好投も2勝目スルリ…九回に悪夢 藤川が逆転許す
「阪神2-4DeNA」(11日、甲子園球場)
阪神のエース・西勇輝がつかみかけていた2勝目が手からこぼれ落ちた。この日の援護はボーアの4号2ランによる2点。七回途中までを無失点で抑え、後を託した岩崎が踏ん張ったが、九回に悪夢が待っていた。
2-1で迎えた九回。抑えの藤川は1死から四球で梶谷を歩かせると、桑原に中前打。中堅の植田がファンブルする間に、一気に梶谷が生還し同点に。この時点で西勇の白星が消えた。なおも1死一塁でソトに勝ち越し2ランを打たれ、この2点で試合が決まった。
矢野監督は試合後、報道陣に「西らしく丁寧に投げ切ってくれた。西らしくランナーを出しても粘り強くいってくれた」と好投をねぎらっていた。
西勇は巨人との開幕戦(6月19日)は6回1失点ながら、援護は2点で救援した岩崎が七回に被弾し白星がつかずチームは敗戦。続く同26日のDeNA戦は7回1失点ながらチームは無得点で敗戦投手となった。前回登板・7月5日の広島戦は8回3失点。8点の援護を受け、今季初勝利を手にした。