阪神・藤川も離脱…開幕延期の影響?セの守護神不調が続く

 阪神の守護神・藤川球児投手(39)が12日、右肩のコンディショニング不良で出場選手登録を抹消された。

 前日のDeNA戦では1点リードの九回に登板し、ソトに2ランを浴びるなど3失点。今季はここまで守護神として5試合に登板したが、0勝2敗2セーブ、防御率15・75だった。

 藤川は広報を通じて「大事なポジションなだけに、今の状態ではチームの力になれないので、一日も早くコンディションを回復させられるように努めます」とコメントした。

 セ・リーグでは今季、守護神の不調が目立つ。唯一安定感のあった巨人・デラロサは左脇腹の肉離れで離脱。広島・スコットは2度のサヨナラ負けを喫するなどして、2軍降格となった。新守護神は菊池保が務めている。

 中日・岡田も7日のヤクルト戦で4与四球で押し出し、決勝点を献上。9日の同戦も4失点で逆転負けを食らった。

 DeNA・山崎康、ヤクルト・石山は力投しているが、まだ本来の出来とはいえない状況だ。

 新型コロナウイルスの影響で開幕が大幅に遅れ、調整の難しさも指摘されている今季。リリーフ陣の整備をいかにしていくかが、上位進出へのカギになりそうだ。

 セ6球団で開幕から抑えを託された投手の成績は以下の通り。

 巨人・デラロサ 6試合 0勝0敗4セーブ 1・80

 ヤクルト・石山 9試合 1勝1敗3セーブ 5・19

 DeNA・山崎康 7試合 0勝1敗5セーブ 4・05

 広島・スコット 5試合 0勝2敗 21・00

 中日・岡田 9試合 0勝2敗3セーブ 6・48

 阪神・藤川 5試合 0勝2敗2セーブ 15・75

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