阪神・サンズ「3番」起用に応えた2点二塁打!5戦連続H

 糸原と喜ぶサンズ
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 「阪神4-1中日」(17日、甲子園球場)

 狙い澄ましていた球を完璧にはじき返し、甲子園の4920人をドッと沸かせた。来日初のクリーンアップで起用され、3番に座った阪神のジェリー・サンズ外野手が竜のエース・大野雄を撃破。虎党の心を熱く盛り上げる値千金の適時打だ。

 「得点圏に走者がいた場面だから…3ボールと言えど、1球見る気はなかった。しっかりとしたスイングができれば、狙った通りに打てる自信もあった」

 好球必打。一振りで捉えた。三回、1点先制した後の1死二、三塁。3ボールから大野雄が外角低めにストライクを取りにきた136キロツーシームを強振。右中間を切り裂く2点二塁打を放ち、塁上で少し頬を緩めた。

 5試合連続安打で7月の月間打率は・324と頼もしい助っ人だ。「打席の経験を積ませてもらっていることが大きい」。スタメンで複数打席に立つことにより、打撃の感覚を研ぎ澄ますことができている。これが活躍の秘けつとなっている。

 初の3番起用にも結果で応えた。「これまでの長い野球人生で2~8番まで一通り打ってきたけど、いつも早い打順で打つのは大好き」と今後も任せろと言わんばかりの姿勢。十分に中軸を担える可能性を示した一戦だった。

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