阪神・藤川球児が1軍合流 甲子園での練習に参加
右肩コンディション不良により、2軍で再調整を続けていた阪神・藤川球児投手(40)が23日の広島戦を前に1軍に合流した。このまま昇格すると見られる。試合前練習から参加し、甲子園で調整を進めていた。
11日のDeNA戦で痛恨の逆転負けを喫し、敗戦投手になった藤川は12日から出場選手登録を抹消され、鳴尾浜で調整を進めてきた。19日のウエスタン・広島戦(鳴尾浜)で実戦復帰登板に臨み、1回1安打無失点、1奪三振。最速は148キロをマークし、復調の兆しを感じさせる投球を披露したことで、最短復帰につながった。
今季は登板5試合で4試合に失点し、0勝2敗2セーブ。防御率は15・75と精彩を欠いていた。藤川が本調子を取り戻せば、確実にブルペン陣に厚みが増す。
合流前に、矢野監督も「また球児が戻ってくるというのはチームにとって大きなカードになる。本人もその気で張り切ってくれているんで、楽しみに待っています」と期待を込めていた。