阪神・近本が今季初の4安打 6試合ぶり先発 矢野監督「いい形になってきている」
「中日3-9阪神」(26日、ナゴヤドーム)
阪神が八回に打者一巡の猛攻で一挙5点を奪って逆転。6カード連続勝ち越しを決め、貯金1とした。6試合ぶりに「1番・中堅」でスタメンに復帰したが近本が4安打の活躍でチームを引っ張った。
初回は中日先発・梅津の初球を中前にクリーンヒット。
3点を追う五回に迎えた3打席目は2死一、二塁の好機。1ボールからの2球目、外角低めのフォークに反応し、反撃ののろしをあげる中前への適時打を放った。
1点を追う七回の第4打席は2死二塁の場面。中日三番手の福を相手にフルカウントから中前に安打を放った。中堅・大島の好返球で本塁をついた二走・梅野がタッチアウトとなった。
そして迎えた八回の第5打席。4点を奪って逆転し、なお2死一、二塁。4番手のゴンサレスの外角低めの直球を右前に運ぶ適時打を放った。
矢野監督は「今シーズン、ちょっと引っ張った打球が多くて。悪いわけじゃないけど、センター中心に打っていく中から逆方向というのもチカの持ち味なので、そういうところではセンターに飛び出しているというのは、中身としてもいい形になってきている」と目を細めた。
この日は5打数4安打2打点とリードオフマンの役割を果たす活躍。近本の1試合4安打は2019年8月4日の広島戦(マツダ、5打数4安打)以来。通算3回目。今季は初。