阪神 日替わりオーダーに疑問「選手もやりづらい」小山正明氏が指摘
「阪神3-7DeNA」(1日、甲子園球場)
阪神が1引き分けを挟み、3連敗。再び借金生活となった。デイリースポーツ評論家の小山正明氏は、日替わりオーダーについて疑問を投げかけた。
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1日の阪神対DeNAは、西勇、今永という両エースの先発。当然、投手戦というところに試合の妙味があると期待していたが、両投手とも立ち上がりが良くなかった。
共通して、ボールが浮いて、ストライクをとるのがしんどいピッチング。ただ、そこからどう立て直すかというのが、エースを名乗るピッチャーに対する期待でもある。
西勇に関しては、6回で4本塁打。序盤の制球難が、四回、五回には修正されつつあるな、と見えながらも、勝負球が甘く、DeNAの本塁打攻勢に遭う形で終わってしまった。
一方の今永も、序盤の不安定さで言えば西勇より悪いのかな、というくらいだったが、ここを阪神打線が捉えられなかった。
ヤクルト戦で20点取って以降、どうも打つべき球にバットが出ず、制球難のピッチャーの、ボール球に手を出して助けている。
加えて毎試合、どういう意図か伝わりづらいオーダー変更がある。選手もやりづらいだろうし、そのオーダー変更があまり機能していないことを見れば、首脳陣ももう少し、「勝てる固定オーダー」というものを考えていく時期にあるのではないか。