阪神・矢野監督が怒!岩貞ローテ剥奪示唆 仏の指揮官も限界「士気が上がらんよな」

 「DeNA6-4阪神」(10日、横浜スタジアム)

 信頼して送り出しているだけに、ふがいなく映った。阪神・矢野監督が先発・岩貞にため息交じりで苦言を呈した。

 「あまりにも残念というか。若手というレベルじゃないんだからさ」。就任以来、前向きに戦う方針を貫き、個人を断罪することはほぼなかった。それだけ我慢ならなかった。

 四回1死一、二塁で、国吉に決勝2点二塁打を許した場面を問題視した。打たれたのは初球の真ん中直球。先発投手ならまだしも、めったに打席に立たないリリーフに対して、準備不足と捉えられかねない一球だった。

 「チームの士気が上がらんよな。えいやーって投げて、後は任せたじゃなくて。自分の考えと気持ちと、チームのことも含めて投げてもらわないと。チームに申し訳ないよね」

 9連戦最終カードは、広島から移動してのナイター。中7日の準備期間を与え、初戦を託した左腕には、チームを奮い立たせるような投球を求めていただけに、不満は募った。

 岩貞は今季8試合に先発して4試合で5回を投げ切れていない。「ちょっと考えようかなと思っている」とローテから外す可能性まで示唆した。

 岩貞の乱調もあり、DeNA打線に6失点。今季は対戦防御率4・61と打ち込まれている。その中でも大和が“天敵”だ。二回1死二、三塁は同点の中前適時打。四回1死一塁では中前打を許し、国吉の決勝2点二塁打へとつながった。五回1死満塁は9球粘られて、押し出し四球まで選ばれた。

 かつてのチームメートに、今季25打数12安打で打率・480、1本塁打7打点とカモにされている。矢野監督は「めちゃくちゃ打たれてるよな。こちらから仕掛けていかないと」。早急に対策を講じる必要性を口にした。

 9連戦負け越しが決定し、借金3に逆戻り。最高気温35度を記録した横浜の暑さも重なり、疲労感が増す敗戦となった。

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