阪神・小幡、ムーア撃ちで存在感 一打に手応え「しっかり勝負できた」
「ウエスタン、阪神3-8ソフトバンク」(18日、鳴尾浜球場)
痛烈な打球が中前に弾んだ。鼻骨を折っている阪神・小幡がソフトバンク先発・ムーアの快投を止めるチーム初安打をマーク。黒いフェースガードを身に着けた虎の“バットマン”が助っ人撃ちで存在感を示した。
前打席の反省を生かし、積極的にバットを出した。初回の第1打席は左腕の前に見逃し三振。ここから5者連続三振と勢いに乗せてしまい、四回1死まで完全投球を許した。そんな中で迎えた2打席目。1ボールからの2球目、126キロのカーブを捉えて中堅の前に運んだ。
開幕ローテを任されていたムーアから放った一打に手応えは十分。「打席の中でしっかりと勝負できた」と対戦を振り返った。
一方、守備では課題も出た。初回無死一塁の場面。牧原の打球をはじいてピンチを広げ、先制点につながってしまった。「1軍で出ている人の打球をさばけないと、上にいっても同じミスをするばかりなので、そこが一番です」と反省。攻守で経験を積み、成長していく。