阪神・小幡 バットマンでデビュー 19歳プロ初出場、1の0も軽快守備
「ヤクルト5ー7阪神」(22日、神宮球場)
デビュー戦での勝利の瞬間を、グラウンドで迎えられたことがうれしい。阪神の高卒2年目・小幡竜平内野手がプロ初出場。「終盤のピンチはやはり緊張しましたけど、思っていたよりは平常心でプレーすることができました」。ベンチ前で先輩らと勝利の喜びを分かち合った。
出番は六回裏から。二塁の守りにつくと、七回先頭の青木のゴロを軽快にさばき、二ゴロに仕留めたのが初の守備機会。その流れで巡ってきた八回2死二塁のプロ初打席だ。2ストライクからの3球目を打って投ゴロに倒れ、プロ初安打とはいかなかったが「初球から振りにいけたことは良かったです」と積極的な姿勢も示した。
阪神の10代野手の出場は、2012年の中谷以来8年ぶりのことだ。8日のウエスタン・広島戦では自打球で鼻骨を骨折。フェースガードを着用しながらという珍しい?プロ初打席も迎えた、記念すべき1日だ。矢野監督も「1軍っていうのを経験していって、さらなる成長をしていってほしい選手なので」と期待を込めた。
「みなさんから『思いきってやれ』と言っていただいたので、思いきってプレーすることができましたし、これからも失敗を恐れず思いきってプレーしていきます」と小幡。期待の若武者が力強く第一歩を踏み出した。