阪神・サンズが逆転の10号3ラン 新助っ人2人の2桁弾は球団21年ぶり

4回阪神1死二・三塁、阪神・サンズは右中間に逆転3ランを放つ=甲子園(撮影・山口登)
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 「阪神-中日」(27日、甲子園球場)

 阪神が打者二回り目となった四回に反撃した。

 先頭の近本が死球で出塁すると、続く木浪が左翼への二塁打を放って、無死二、三塁のチャンス。ここで前夜に逆転3ランを放っている陽川は空振り三振に倒れたが、この時点で得点圏打率・459を誇る4番・サンズがその成績通りの勝負強さを発揮する。ストレートをはじき返した打球は右中間席にギリギリ飛び込む逆転の3ランとなった。

 「柳投手がすごく良いピッチングをしていた中で、近本と木浪が出塁してくれたから、なんとかホームまで還したいと思っていたよ。自分の仕事ができて良かったね。ハッピーハンズ!」

 サンズはこれが10号となり、12本を放っているボーアに続く2桁本塁打に到達。来日1年目の球団外国人2人が2桁本塁打を記録したのは、1999年・ジョンソン(20本)&ブロワーズ(10本)以来、21年ぶりとなった。

 阪神は先発の青柳が初回に2点の先制を許し、三回までは中日先発・柳の前にパーフェクト投球を許していた。二回1死から大山、ボーア、梅野、小幡、青柳と5者連続三振。前回対戦時にも7回無失点に抑えられた右腕に苦しんでいた。

 2桁得点で快勝した翌日は打線が沈黙する-。こんな“野球あるある”に阪神がはまりかけていたが、4番の一振りで逆転に成功した。

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