阪神・藤川、異例のシーズン中引退発表に「コロナの関係性」会見で明かす
阪神の藤川球児投手(40)が1日、兵庫・西宮市内のホテルで会見し、今季限りでの現役引退を表明した。
午後1時、スーツ姿で、1人で登壇。
そのやりとりの中ではこの時期に引退を発表した理由のひとつに「コロナの関係性がある」ことを明かした。
「これまで甲子園なら4万5000人以上、その他の球場でも満員のお客さんのなかで現役をやってきた。自分のストレートを生で見たいというファンが一人でもいるかもしれない。この発表が遅れると、今は5000人ですけど、そういう人が見られなくなる可能性もある」と説明した。
また引退を決意した時期を聞かれると「毎日です(笑)」と笑顔を見せ、「伝えたのは8月ですね。即断即決でした」と明かした。
時折、笑みを交えながら、晴れやかな表情で話し始める。新型コロナウイルスの影響で、入場できる記者の数も制限される中、それでもテレビカメラ9台、新聞、テレビ、雑誌などの報道陣約100人が集まった。