阪神・西勇が自身初の2試合連続完封 二塁踏ませず 球団日本投手では湯舟以来28年ぶり

 9回、完封勝利を挙げてガッツポーズをする阪神・西勇輝
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 「巨人0-11阪神」(17日、東京ドーム)

 阪神の西勇輝投手が9回を投げ抜き、4安打無失点、二塁も踏ませない完封勝利。チームとして、東京ドームでの連敗を8で止めると同時に、自身プロ入り初の2試合連続完封を決めた。

 「完封できて良かったと思います。(東京ドームでは)流れが難しくて、なかなか勝つことができなかったんですが何とかリズム良くと思いました」

 阪神投手の2試合連続完封は、2014年5月11日・巨人戦(甲子園)↓17日・DeNA戦(甲子園)でのメッセンジャー以来6年ぶり。日本投手では1992年9月10日・広島戦(広島)↓16日・広島戦(甲子園)での湯舟敏郎以来、実に28年ぶりの記録となった。

 試合は初回、阪神が近本の先頭打者アーチなどで、いきなり2点を先制。援護を受けた西勇は、序盤からコーナーを突く丁寧な投球で、凡打の山を築いた。

 二回からは正捕手の梅野が、アクシデントを訴えて途中交代。序盤で捕手が代わる不測の事態にも動じない。4番・丸から始まる打線を3人で抑えた。大量の援護を受けて、以降も危なげない投球を続けた。

 6月19日の開幕、巨人戦に登板。6回1失点と好投したが、降板後に逆転負けを喫した。ここから始まったチームの敵地連敗。完璧な投球で不名誉な記録に終止符を打った。

 登板5連勝でチームトップの7勝目。前回4日の対戦(甲子園)でも、8回2/3を投げて7安打4失点の粘投で勝利した。これで今季は3戦2勝。前回登板後にも「先輩が残してくれたものは、すごく偉大。伝統の一戦の一員として躍動したい」と話していたが、有言実行の完封劇で意地を見せた。

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