阪神でクラスターか 糸原、陽川、馬場、岩貞もコロナ感染 計7人の陽性確認

 阪神は25日、糸原健斗内野手、陽川尚将外野手、馬場皐輔投手、岩貞祐太投手が新型コロナウイルスのPCR検査で陽性と判定されたことを発表した。感染者は午前中に発表されていた浜地真澄投手を含めて5選手、スタッフも2名いることからクラスター(感染者集団)が発生している可能性も出てきた。新たに陽性となった6人のうち5人は発熱、倦怠感症状、味覚嗅覚等の異常はなく、現在は自室隔離。チームスタッフBは「胃腸風邪」の診断を受けていたという。

 球団は浜地の感染が確認されたことを受け、すぐに1、2軍の選手、スタッフの同検査を行い、複数人の感染が確認された。新たに確認された6人以外の141名は陰性が確認されている。

 また、チームは4選手らの行動履歴も発表。3選手を含む8人で9月19日に名古屋市内の店舗を貸し切って会食していたことも分かった。ただ、濃厚接触者の対象期間外ではあるという。

 会食していたのは福留、岩貞、陽川、糸原、江越、小林、木浪、1軍チームスタッフBの計8名。陽性判定にならなかった選手は濃厚接触者とは判定されなかったが、登録抹消することになった。

 最初に感染が確認された浜地はウエスタン・広島戦が行われた由宇(山口県岩国市)への遠征に帯同し、24日朝に体調不良を訴えて帰阪。21日から軽度の頭痛を感じていたという本人の申告を受けて、兵庫県西宮市内の病院でPCR検査を受けた結果、陽性と判定されたという。

 これを受け、25日のウエスタン・中日戦(ナゴヤ球場)は中止が決定。またすでに行っていた2軍選手、スタッフ全員のPCR検査では、『陰性』が確認されている。

 ただ、浜地は今月11日に1軍昇格し、中日戦(ナゴヤドーム)が行われた20日まで帯同。19日の試合後には名古屋市内の飲食店の個室でチームメート3人(馬場、小川、岩崎)と、計4人で外食をしていたという。

 球団では、各地の感染拡大状況等を考慮し、広島・名古屋遠征時の球団指定日に限り(今回の遠征では9月は19日のみ)、球団関係者および家族との外食を許可。外食時は個室、人数は4人までで2時間程度の制限を設け、マスク必着、食事前後の手洗い・うがい、手指の消毒を徹底していたが、新たな感染者が出たことで、今後のチーム運営にも影響を及ぼしそうだ。

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