阪神・藤川に中日側から異例のセレモニー 登板機会なく…ナゴヤDに「球児コール」

中日・荒木雅博コーチから贈られた花束を手に場内を一周しドラゴンズファンからの大歓声に笑顔で感謝する阪神・藤川球児=ナゴヤドーム(撮影・飯室逸平)
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 「中日5-3阪神」(15日、ナゴヤドーム)

 今季限りで現役引退を表明している藤川球児投手(40)に試合後、中日側から異例のセレモニーが用意された。

 サヨナラ勝利の余韻が残る中、ビジョンに「藤川球児投手 22年間お疲れさまでした」と表示され、荒木守備走塁コーチが花束を贈呈。笑顔で言葉を交わすと、そのまま花を持って球場を1周。右翼スタンドからは、異例の「球児コール」が起きた。思わぬ声援に、藤川は人さし指を口に当てて「シーッ」っと笑顔で応対した。

 サヨナラ負けで登板機会はなかったが、この日から1軍に再合流。かつて中日とは毎年のように、激しい優勝争いを繰り広げてきた。谷繁、荒木、井端、森野。藤川の通算対戦上位10人に、4選手も名前を連ねるのは中日だけだ。「鬼門」と呼ばれてきた敵地ドームで、強力打線を真っ向勝負で封じ込めた。

 ここまでの通算の対戦成績は、131試合の登板で8勝8敗、47セーブ。22ホールド、防御率2・26。47セーブはカード別で最多となる。最後はグラウンドに深々と一礼し、大歓声の中でベンチ裏に引き揚げた。

 藤川は今後も1軍に帯同予定。残り4週間で全国のファンに感謝の思いを示し、最後は火の玉ストレート復活で有終の美を飾る。

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