阪神 代打の糸原がしぶとく同点タイムリー スアレスからチーム初の適時打
「阪神-ヤクルト」(19日、甲子園球場)
17日、土曜日に雨で流れた試合の予備日で、しかも平日の開催とあってスタンドはガラガラ。それでも阪神打線が五回にアツい攻撃で得点を挙げた。
1点を追うこの回、先頭の梅野の三ゴロを三塁・宮本が悪送球。梅野は二塁まで進む。続く小幡が送りバントを決めて、1死三塁として先発のガンケルに代打・糸原を送った。
2球で2ストライクと追い込まれながらも、糸原らしい、しぶとい当たりを左前に運び、三走の梅野が生還。同点に追いついた。
新型コロナウイルスのPCR検査で陽性反応となり、離脱した糸原はファーム1試合を経て14日に1軍へ昇格。スタメンで出場が続いたが、前日のヤクルト戦では二塁先発を板山に譲り、矢野監督は「(糸原は)ちょっと無理してる部分もあるんでね。休ませて、板山でいくことになった」と説明していた。
この日も板山が先発出場したが、キャプテンが代打で存在感を示す一打。これがヤクルト先発のスアレスからチーム初の適時打、糸原にとっても復帰後の初適時打となった。
その後、阪神は2死一、二塁と逆転の好機をつくったが、糸井が二ゴロに倒れて、同点止まりとなった。