阪神・福留、来季構想外 中日など候補に移籍模索へ 現役続行希望
阪神・福留孝介外野手(43)が来季の戦力構想から外れていることが21日、分かった。球団は功績を評価して、引退後のポストを用意すると見られるが、本人は現役続行を希望しており、古巣・中日などを候補に他球団移籍を模索していく。
福留は1998年度ドラフト1位で中日に入団。2度の首位打者に輝くなど、数多くの実績を残した。07年オフに海外FA権を行使し、米大リーグ・カブスへ移籍。米国で5シーズンプレーした。
13年から阪神で日本球界復帰を果たすと、勝負強い打撃でチームをけん引。16年には日米通算2000本安打を達成した。17年からは2年間、キャプテンも務めた。
しかし、球界現役最年長の43歳となった今季は、開幕から調子が上向かず、43試合で打率・154、1本塁打、12打点だった。さらに9月19日には名古屋市内で球団内規を超える8人で外食。参加者から新型コロナウイルスの感染者が出たことで球団独自の濃厚接触者扱いとなり、出場選手登録を抹消された。
以降は2軍で調整を続けており、この日はウエスタン・オリックス戦(オセアンBS)に「5番・DH」で出場。4打数無安打に終わったが、日米通算2407安打のレジェンドは、現役続行への道を模索していく。