阪神・西勇、守備の乱れで敗戦 ベンチで鼓舞 矢野監督「野手は感じ取って欲しい」

 6回巨人打線を3人で抑えた2番手の岩貞(右)を迎える西勇(撮影・中田匡峻)
8回を終え、阪神・中谷将大(左)らナインを出迎える阪神・西勇輝(左から二人目)=東京ドーム(撮影・高石航平)
 8回、原口が今村(手前左)から2点適時二塁打を放ちベンチで拳を突き上げる西勇(撮影・中田匡峻)
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 「巨人5-4阪神」(23日、東京ドーム)

 阪神先発の西勇輝投手が、11年ぶりの1試合5失策を犯した守備に足を引っ張られて5回降板。自責点は2ながら5失点で、今季3勝を挙げていた巨人戦で初黒星を喫した。

 矢野監督は「集中しにくいというか、あんだけ足引っ張られると苦しいところやったと思うけど、なんとかね。自分を奮い立たせて投げてくれたし」と失策にも動じずに投げ続けたエースの姿を振り返った。

 二回は丸に一発を浴びた後、ゴロをはじいたマルテが、さらに悪送球するダブルエラーの間に加点を許した。マルテはさらにスクイズを捕球ミスする失策でこの回3失策。五回には盗塁の際に梅野が二塁に悪送球。さらにマルテの4つめのエラーでピンチ拡大。その後、2点を失って降板となった。

 矢野監督は「替わってからもベンチでさ、みんなに元気づけてやってくれるっていうのは…それは野手が感じ取って欲しいよね、本当に。あまりにも……簡単なミスというか難しい打球じゃないんでね」と降板後も仲間を鼓舞していた西勇の思いを代弁していた。

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