阪神1位・佐藤輝明、新人王獲る!本塁打王にトリプルスリー…スケールも目標も規格外や

 「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が26日、都内のホテルで行われ、阪神はドラフト1位でオリックス、ソフトバンク、巨人と4球団が競合した近大・佐藤輝明内野手(21)の交渉権を獲得した。関西学生野球リーグ新記録の通算14本塁打をマークしたスラッガーは、来年の新人王と将来的な本塁打王獲得、トリプルスリー達成を目標に掲げた。

 縦ジマへの運命は偶然ではなく、必然だったのかもしれない。小学6年時にタイガースジュニアのユニホームに袖を通した縁のある佐藤の交渉権を阪神が引き当てた。4球団競合の末、矢野監督が夢への扉を開いてくれた。大学No.1スラッガーが1年目の抱負を声にする。

 「新人王を獲れれば一番いいかなと思います!」

 新人王獲得への意思を示した後、将来的な青写真を見据え、スケールの大きい言葉も飛び出した。「ホームラン王はもちろん獲りたいですね。40本、50本を当たり前に打てるような選手になれればいいかなと思います。(トリプルスリーも)獲ってみたいですね」。

 関西学生野球リーグではOBの二岡智宏(現巨人3軍監督)が打ち立てたリーグ記録を更新する通算14本塁打を放った逸材だ。本塁打王、トリプルスリー…大きく出たが、佐藤の淡々とした口ぶりには自信が表れていた。この男なら、という期待感すら抱かせる。

 タイガースジュニア時代にはプレーしたことのなかった甲子園。大学のリーグ戦で球場の雰囲気を経験済みだが、心残りは甲子園でまだ本塁打を打っていないことだ。「甲子園でホームランを打ってみたい」-。大学球界きっての飛ばし屋が、まずは“聖地弾”に挑戦だ。

 子どもの頃はメジャーで活躍するイチローに憧れた。「夢を与えてもらった選手だと思います」。そんな佐藤も夢を与える立場になる。矢野監督からも「タイガースファンに大きな夢を、子どもたちに夢を与えるような選手になってもらえるように」と画面越しに思いを伝えられた。

 夢を託された佐藤は真っすぐに前を見つめた。「小さい頃はよく甲子園に行っていた。(期待通りに)走攻守でスケールの大きい選手になりたい」。地元・兵庫から始まるプロ生活。熱狂的な虎党が待ち受ける甲子園で、伝説を作っていく。

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