阪神からドラフト７位指名された高寺望夢内野手（１８）＝上田西＝が２９日、長野県上田市の同校で畑山統括スカウト、平塚スカウトから指名あいさつを受けた。

　矢野監督のサインが入ったドラフト会議当日の入館パスを受け取った高寺。「指名された直後は実感は湧かなかったですけど。数日経って、少しずつプロ野球選手になるという実感が湧いてきました」と表情を引き締めた。

　９月に東京ドームで行われたプロ志望合同練習会のシート打撃で６打数５安打と大活躍し、５０メートル走６秒０の俊足を誇る内野手。平塚スカウトは「走攻守で高い能力を持っている。東京ドームで見たときも、臆することなく（相手に）向かっていっていた。プロ向きな選手だと思った」と期待を寄せた。

　夢でもあったプロ野球選手としてのスタートラインに立った。「プロ野球選手になってからが勝負。走攻守全て高いレベルでそろっていて、打率も残せる選手になれるようにしたい」と高寺は高々と目標を掲げた。