「ＤｅＮＡ－阪神」（３１日、横浜スタジアム）

　阪神が、陽川尚将内野手の満塁本塁打で先制した。

　初回、１死から糸原が右中間フェンス直撃の二塁打でチャンスメークすると、続くマルテは四球を選んでつないだ。一、二塁で４番・大山が空振り三振に倒れたものの、サンズが左前打を放ち満塁のチャンスを作った。

　２死満塁。陽川が打席に立った。カウント１－１からＤｅＮＡ先発の井納が投じた３球目、真ん中付近に甘く入った１２９キロスライダーをフルスイング。完璧に捉えられた打球は左翼席中段に到達した。

　２５日の巨人戦（東京ドーム）以来、自己最多タイとなる６号満塁アーチ。プロ初の満塁本塁打に「みんながいい流れで回してくれたので、積極的に打っていくことを意識して打席に入りました。それがいい結果につながってくれましたし、先制することができてよかったです」と振り返った。