阪神 さらば上本2安打締め!2軍最終戦で最後のタテジマ

 5回、中前打を放つ上本
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 「ウエスタン、ソフトバンク5-1阪神」(1日、タマスタ筑後)

 筑後まで駆けつけた虎党へ最後の勇姿を見せた。来季の戦力構想外となっている阪神・上本がファーム最終戦に守備から途中出場。2打数2安打の活躍に大きな拍手が送られた。試合後、多くは語らなかったが、その姿に静かな闘志を感じさせた。

 出番は三回。二塁の守備に就いた。四回に上林のゴロをさばくなど、3度訪れた守備機会を難なくこなした。この日は打撃でもスタンドを湧かせる。

 まずは五回、先頭で迎えた第1打席。左腕・大関が投じた127キロスライダーを捉えた。打球は二遊間をゴロで破り中前へ。これだけでは終わらない。七回の第2打席では、かつての同僚・松田遼から左前打。マルチ安打を記録した。

 スタンドには「上本博紀」と書かれたタオルを掲げる多くのファンがいた。背中を押す大きな拍手に「いつもと変わらないです」と話し、2安打の活躍にも「いつもと一緒です」と上本らしく冷静に振り返った。

 平田2軍監督は「こうやって結果を出して他球団の方が…」と思いやった。平常心でプレーし続けた背番号00。阪神一筋11年。最後の猛虎のユニホーム姿を、虎党の目に焼き付けた。

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