阪神ドラ1佐藤 胃袋も規格外!鳥塩レモン丼900グラム3杯ペロリ 店主が裏側語る
胃袋もスケールが違うで!阪神からドラフト1位指名された佐藤輝明内野手(21)=近大=の規格外なパワーの源は大食漢にあった。東大阪市の同大学から徒歩3分に位置するどんぶり店「焼マン」が行きつけで鳥塩レモン丼・大大(約900グラム、税込み620円)が大好物だ。時には3杯(約2・7キロ)をペロリと平らげる。店舗代表の瀧本明仁氏(54)がその裏側を紹介してくれた。
187センチ、94キロと恵まれた体格の佐藤を支えてきた“食”がある。近大付近に店舗を構える「焼マン」の鳥塩レモン丼・大大(約900グラム)だ。「野球部(の部員)は毎日来ています。それくらいの頻度で来てくれている。(佐藤は)昼と夜の真ん中に来ることが多いです」と瀧本氏は明かす。
「大大」というサイズは体育会系の部員しかほとんど注文が入らないと言うが、佐藤はさらに上のレベルをいく。「鳥塩レモン丼・大大を3杯食べられるような子ですから。(1日3食も)あります。昼、授業の後に食べて、夕方にも食べてって感じで」と話す。
単純計算すると約2・7キロになる。関西学生野球リーグで母校OB・二岡智宏(現巨人3軍監督)の本塁打記録を更新する通算14号を放ったパワーの礎に間違いなくなっていただろう。練習試合やリーグ戦などの前日にも店で食事し、力に変えていた。胃袋も規格外のスケールだ。
元々、大食漢だったわけではない。仁川学院で佐藤が在籍時に監督を務めていた中尾和光氏(41)は「高校で食トレ合宿をやったりしましたが、その時はきつそうでした」と証言。実際、高1の頃の体重は65キロしかなかった。高2の冬からジムでウエートトレーニングを強化させたことで体重、筋肉量が増量。食事量が増えるきっかけになったようだ。
「焼マン」には野球部以外にラグビー部などの部員も多く足を運ぶ。ただ、佐藤の体格や食欲について瀧本氏は「別格ですね。本当に全然ちゃいますわ」と声を弾ませる。
店内でも「礼儀正しいし、あんまり喜怒哀楽を出すタイプではないから、かっこええのはかっこええよね」と、人間性の部分でも瀧本氏のハートをガッチリとつかんでいる。
近大OBで現阪神の糸井も「焼マン」に通った。瀧本氏は言う。「卒業生が年1回来てくれたりするのがうれしいんですよ。佐藤君もプロに入っても顔を見せに来てほしいですね」。大学4年間、佐藤は鳥塩レモン丼を愛した。培ったパワーを存分に生かし、甲子園で豪快な一発を量産する。