阪神が5選手を戦力外 ドラ1伊藤隼と横山、岡崎ら 伊藤隼「全力でやった結果」
阪神は4日、岡崎太一捕手(37)、伊藤隼太外野手(31)、高野圭佑投手(28)、横山雄哉投手(26)、福永春吾投手(26)の5人に来季の戦力外を通告したことを発表した。
岡崎は2004年ドラフト自由獲得枠で入団。伊藤隼は2011年ドラフト1位、横山も2014年ドラフト1位で入団。将来の主力として期待された“ドラ1”の3人が、そろってユニホームを脱ぐことになった。
岡崎は2016年にプロ12年目にして初の開幕マスクをかぶり、自己最多38試合に出場。遅咲きの苦労人として注目されたが、正捕手奪取には至らなかった。2019年からここまでの2年間は1軍出場がなかった。
伊藤隼は3年目の14年に52試合で打率・294、2本塁打、12打点を記録したが、レギュラーはつかみきれず。2019年は初めて1軍出場がなかった。
今年3月には藤浪、長坂とともに新型コロナウイルスに感染。退院後には「プロ野球選手である以上、グラウンドで取り返していくしかない」と話していたが、今季もここまで1軍昇格はない。2軍では46試合で打率・186、1本塁打、14打点にとどまっていた。伊藤隼は「ドラフト1位で入団させてもらって、みなさんの期待に添えるような活躍はできていないので、そこに対しては申し訳ないという気持ちは強いですけれど、自分の中では全力でやった結果なので、その結果を受け止めて、次どうなるか分かりませんけれど次のステージに向かっていきたいと思います」と語った。
横山は2年目の2016年にプロ初勝利を含む2勝を挙げたが、左肩を痛めて伸び悩んだ。
2018年8月に左肩の手術を受けた。同年オフに育成契約となり、今年9月に支配下登録に復帰。10月5日・巨人戦(甲子園)で1260日ぶりの1軍登板を果たしていた。
阪神では今季限りで現役を引退する藤川と、戦力構想外を通達した福留、能見、上本の4人が退団する。この日の5人合わせて現時点では9人がタテジマを脱ぐことになった。
今秋ドラフトでは支配下で8選手、育成で1選手の計9選手を指名している。