阪神・矢野監督、キング1差の大山に「追い越すくらいの気持ちで」

 6回、28号ソロを放ち笑顔でナインとタッチを交わす大山(撮影・飯室逸平)
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 「広島0-2阪神」(7日、マツダスタジアム)

 阪神・大山悠輔内野手が第3打席に28号ソロを放ち、1位の巨人・岡本に1差と迫った。1点リードの六回、先頭打者として、広島先発・中村祐の真ん中に入る128キロスライダーをフルスイング。打った瞬間、確信する一打だった。

 矢野監督は「あと1本でしょう。まずはね。チャンスがあるときに思いっきり狙っていってもらえばいいしね。甲子園の球場でホームランキングというのは、すごい価値があると思うんでね。そういうところでもね。ファンの人も楽しみにしていると思うしね。悠輔自身も狙っていくと思うのでね。どん欲にチャレンジしていってもらったらいいと思います」と期待を込めた。

 球団生え抜き選手の30本となれば1985年の掛布、岡田以来となる。「生え抜きとか、そっち(マスコミ側)の話でしょ。俺らはあんまり…」と話した矢野監督。それでも「記録で昔の人の名前が出てくるのは光栄なことだし、ホームランキングって誰でも取れるモノじゃないからね。データはそっちのことだからアレだけど、やっぱり名前を残すことになると思うし。ファンの人が一番求めているところだと思うんでね、阪神でホームランバッターっていうのは。並ばないともちろんないんだけど、追い越すぐらいの気持ちでいってもらえたらなと思っています」とエールを送った。

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