阪神 田中秀太コーチ就任会見「厳しく、失策数改善」 矢野監督からも電話で依頼

 就任会見で抱負を語る田中2軍内野守備走塁コーチ(代表撮影)
 笑顔でガッツポーズをとる(左から)久保田2軍投手コーチと田中2軍内野守備走塁コーチ(代表撮影)
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 阪神は13日、兵庫県西宮市の球団事務所で来季の新コーチ就任会見を開き、久保田智之ファーム投手コーチ(39)と田中秀太ファーム内野守備走塁コーチ(43)の就任を正式に発表した。久保田コーチは背番号「90」、田中コーチは背番号「70」に決定した。

 田中コーチは現役時代、スタメン出場から、代走や守備固めなど途中出場も多く経験。近年はアマスカウトとして正捕手の梅野や成長株の小幡などを獲得している。スカウティングで養った目を今度はグラウンド上で還元していくことになる。

 「11年間、スカウトとして選手を持ってくるポジションにいて、常にタイガースを強くしたい、優勝させたいという気持ちを持ってました。今度は取った選手を育てるという所で。厳しく(指導を)やって、一つのピースになれればと思います」

 矢野監督からは電話で「お願いしますと。愛情を持って厳しくやってくれ」と依頼されたことを明かした田中コーチ。12球団ワーストの失策数だっただけに、田中コーチは「失策数が多かったことは矢野監督も言われているので、改善できるようにできたらなと思います」と力を込めた。

 久保田コーチも田中コーチも03、05年にリーグ優勝を経験しているメンバーだ。チームは15年連続V逸という悔しい経験をしている。一人でも多くの選手が鳴尾浜を巣立ち、1軍の戦力として活躍するために-。次世代のスター育成に尽力していく。

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