阪神ドラ1佐藤、金本氏に“甲子園の極意”聞きたい!「浜風の中で打つのはすごい」
阪神からドラフト1位指名を受けた佐藤輝明内野手(21)=近大=が18日、兵庫県西宮市の母校・仁川学院を凱旋(がいせん)訪問。在校生約200名を前にプロ入りの報告会を行い、阪神前監督で本紙評論家・金本知憲氏(52)から甲子園で放つ本塁打の極意を学びたい考えを示した。聖地の浜風をモノともしない打球に幼い頃から憧れており、虎のレジェンドから吸収する機会を探る。
約1年ぶりに原点の地を訪問し「第2の家じゃないですけど、すごい落ち着いた空間ですかね」と佐藤は笑う。仁川学院の後輩たちに向けて、真剣な表情でプロ入りへの決意を語った。司会者から印象に残る阪神の選手を問われると「金本選手」と挙げ、佐藤の口調はおのずと熱を帯びていく。
「鉄人と呼ばれている印象もありました。一体、甲子園でどうやってホームランを打つんだということや、同じ左バッターですしどういう心構えで(打席に)入られていたのかであったりを聞いてみたいですね」
幼い頃はファンクラブキッズの黄色いユニホームを着て、甲子園へ観戦に訪れていた佐藤。「カレーと焼き鳥がおいしかったです」という中、金本氏が豪弾を放つ姿を覚えている。当時は浜風の意識は無かったが「今考えてみれば、浜風の中で打っていたのはすごいなと思いましたね」と実感したという。
金本氏はリーグ優勝した05年に40本塁打を放っている。佐藤も「40本、50本を当たり前に打てるような選手になれれば」とドラフト指名直後に思いを明かしていた。それだけに「ホームランを打ちたいので(極意を)聞いてみたいですね」と目を輝かせる。
仁川学院在籍時は、ヒビが入った木製バットでロングティーを行い、グラウンドに隣接する校舎の3階(推定130メートル)にある窓ガラスを割ったり、一塁線上のやや後ろから左翼側に向かって木製バットでロングティーし、推定150メートルの柵越えを放つなど、数々の伝説を残してきた。
「球場関係なく、ホームランというのを目標にやっていきたい。球界を代表するような選手になることが恩返し」と原点の地で誓いを立てた佐藤。後輩たちの憧れの的となるために、金本氏のような球界を代表するアーチストになる。
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