阪神・矢野監督 岩貞のリリーフ固定明言 来季もI&Iコンビ、W左腕セットアッパー
阪神の矢野燿大監督(51)が20日、岩貞祐太投手(29)について、来季も中継ぎ起用する方針を明かした。甲子園球場で行われた秋季練習後、「俺は中でと思っている」と言及。今季8月から転向し、救援で5勝1敗、防御率3・00と適性を見せた。同じくリリーフ固定される左腕、岩崎優投手(29)とともに“I&I”コンビで勝利の方程式を担う。
来季の16年ぶりリーグ制覇に向け、投手編成の一端が見えた。JFKの誕生から脈々と受け継がれてきた最強リリーフ陣の系譜。矢野監督はキーマンとして、岩貞のリリーフ固定を明言した。今季、先発から転向。中盤以降は勝ちパターンを担った。指揮官が構想を明かした。
「現状、俺の中では中がいいかなと思っている。やっぱり左が1枚じゃ足りないから」
今季を振り返れば、主にリリーフで起用された左腕は能見、岩崎、岩貞の3人。能見が今季限りで退団し、昨季63試合に登板した島本は、11月上旬にトミー・ジョン手術を受けた。岩崎について、金村投手コーチが「絶対的な中継ぎの地位を確立した」と説明。不動の左腕にプラスαが欲しい。
チームの台所事情もあるが、指揮官は岩貞について「中継ぎの方が腕を振ってサダのいい部分が出る」と適性を感じている。今季8試合に先発後、8月15日の広島戦から転向。救援で30試合に登板して5勝1敗、防御率3・00の成績を残した。
早々と役割が明確になったことで、調整に専念できるメリットもある。チームの救援防御率3・31は今季もリーグトップ。岩崎とともに2人は現在、甲子園球場で行われる秋季練習を外れ、ケアやトレーニングを続けている。JFKの魂を継ぐ“I&I”が、来季も勝利の方程式を担う。
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