阪神・平田2軍監督、好投川原を評価も上積み望む「だめなら長崎に帰って…」珍激励

力投する阪神・川原陸=SOKKENスタジアム(撮影・高部洋祐)
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 「フェニックス・リーグ、ロッテ1-1阪神」(23日、SOKKENスタジアム)

 試合を終え、阪神の平田2軍監督が取材に応じた。先発し、5回3安打無失点と好投した川原陸投手について序盤から全力投球で挑んだ姿勢を含めて評価。その上で、上積みを期待してユニークな激励をしていると明かした。以下、一問一答の要旨。

 -久々に先発の川原は安定していた。

 「やっぱり気持ちが入ってたな。去年も今年も2年間(怪我で)残念だった。西と及川と川原を2軍のローテーションでなんとかって思ってたけど、今年1年投げれなかった。そういう悔しさがかなり出てたマウンド」

 -内角攻めが多かった印象がある。

 「配球うんぬんより、とりあえず80球いけるところまでっていうことにしていた。初回から全力でいけって言って、3回からちょっとスピード落ちたけどそれでええねん。どれだけめいいっぱい初回のトップバッターからいくかっていうところ。そういう気持ちが出てた。まだまだインコースのボールがどうこうとかいうレベルじゃない。ただ気持ちで押しこんでんねん。ロッテのバッターは詰まったりしてた。まだまだそこからよ。そういった意味ではフェニックスで3回目の登板で、今年の反省とか気持ちが出てるよ」

 -テンポの速さは持ち味。

 「まぁまぁテンポだけ。及川もこの前からテンポを良くしろって課題を出した。スライダーでストライクが取れるようになってる。公式戦に投げさせていた頃はただ投げてただけだけど、故障中にインターバルピッチングを安藤コーチがさせた。走らせて、投げさせて、また走らせて。下柳がやってたようなこととかいろんなことをやったんで、こういうゲームに投げることに飢えていたと思うよ。だめだったら長崎に帰ってちゃんぽん屋やれって言ってんねん。金出したるよ。もうけはこっちや。まだまだ緩めないこっちは。お子ちゃまよ」

 -及川、西が入ってきて一層成長しないと。

 「そう、だから俺は陸にすごく期待してたところだから。それを裏切ったのは、少々じゃ合格点を出さない」

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