阪神・矢野監督 ドラ1佐藤輝の名前出し高山に猛ゲキ「与える打席は佐藤の方が多い」
「阪神秋季練習」(24日、甲子園球場)
阪神の矢野燿大監督(51)が24日、高山俊外野手(27)にドラ1・佐藤輝の名前を出しながら猛ゲキを飛ばした。
「俊も入った時はその立場だったわけだから。与える打席は佐藤の方が多くなる。数少ない、今までよりも数が少なくなる(チャンスの)中でつかんでいかないと駄目なんで」
高山は今季1軍には定着できず、10月14日に2軍落ちしたまま、シーズンを終えた。1軍でわずか42試合52打席の出場。打率.152も含めて、すべて自己ワーストだった。
「今はバッティングを固めることの方が本人のためにもなる」という考えのもと、ファームでより多く打席に立ち、その後はフェニックス・リーグにも参加。21日に甲子園での秋季練習に合流後は、必死に汗を流している。
「期するものがあって当然だし、ないと困る。(佐藤輝を)出てこさせないという気持ちが欲しい」。指揮官は悩める“かつてのドラ1”高山にハッパをかけ、奮起を促した。